スーファミの逆襲

スーパーファミコンソフトをコンプリートしてコレクターになるまでのブログ

【1本目】スーパードンキーコング レビュー

 

スーファミでアクションゲームをやるならまずコレ

 

f:id:sanemotosuperfamicom:20200128211502j:image

【発売日】1994年11月21日

【購入価格】300円〜500円

【相場】800円

 

 

 思い出補正もあるけど、スーパーファミコンで現時点で1番好きなゲーム。アクションゲームとしての完成度もさることながら、サウンド、グラフィック全てが高水準。

 

 ただ、ある程度のゲーム経験者にとってはかなり難易度は低め。正直難易度のバランスやサウンド、アクションの質は2で完成されていて、シリーズを通して2が最高傑作だと思うけど…いくつかの理由で2とは違うベクトルで素晴らしいゲームだと思う。

 

 

シンプルなゲーム性

 操作感覚はマリオに近いけど、アイテムはなし。マリオのコインがバナナになり、1upキノコがバルーンになったくらい。むしろマリオよりキノコがない分シンプルとも言える。ただ、アニマルフレンドっていうヨッシー的なシステムはマリオワールドっぽくもある。

 

 このシンプルなゲーム性のおかげで、画面上にあまり余計なものが存在しない。バナナの本数や残機数も、何か動きがない限りは画面上に出てこない。結果、グラフィックと相まって画面構成のデザインが映えるシステムになっている。

 正直2の方が難易度もシステムも上かとは思うけど、ギミックがシンプルな分、初心者向けかつ、削ぎ落とされた楽しさはあると思う。DKコインの有無やアニマルフレンドのアクション追加等が2では追加され、複雑になり面白さも増したと思うけど、例えば1シーンを、切り取ってポスターにした時にどちらがオシャレかというとやっぱり1だと思う。

 

最高のサウンド

サントラが高額なことで有名なスーパードンキーコングシリーズ。1も2も3も全部高い。その中で最も値段が高いのは2で、つまり音楽的評価も2が最も高いとは思う。

 

スーパードンキーコング オリジナルサウンドバージョン

スーパードンキーコング オリジナルサウンドバージョン

 

 

ただし、1のよさは前述したようなシンプルさであって、いい曲というよりもアンビエント系の虚無感がある音の良さが突出してると思う。たとえば1-2ステージは雨の中いきなりスタートで、普通のゲームだったら嵐だったり焦らせるようなBGMを付けると思うけど、なんと無音。しかも2つ目のステージなんでかなり子供心にくるものがあった。

 

【総括】楽しいのに独特の虚無感

セーブポイントまで遠いっていう批判もあるけど、そんなに難しくないんで全く気にならない。歯ごたえがむしろない部分があるけどなんだかんだで楽しめると思う。ただ、ところどころのステージは狙ってないのに不気味だったりするレベルのサウンド、グラフィックになってるんで、マリオの楽しさだけでもなく、メトロイドみたいな不気味さでもない、独特の感覚が味わえるゲームだと思う。

 

コンプリートまで残り1446本…